松岡ウキ

さて今日は、ジャンル違いですが、「ウキ」についてのお話を少々。

僕自身はこの手の釣り担当外なので、能書きだらだらになるかも知れませんが、お許し下さい。

ウチのリールコーナーの一角に「松岡ウキ」と、いうウキが並んでいます。ちょっと面白そうなので、調べてみました。
と言うか制作者の松岡さんが時折お見えになるので直接お話を聞いてみました。

こちらの笑顔が素敵な方が松岡さん。25歳の時にクロ釣りに開眼し、以来クロ一筋30年以上の経験を積んできた筋金入りの磯師です。
大分県南をホームグランドとし、その経験、実践の中で、本当に欲しいウキ、使いたいウキを試行錯誤しながら制作。
そして、1996年、ついにフィールドで産声を上げたのが、この「松岡ウキ」なんですね。

全てが手作り、ハンドメイド。
材質は木なのですが、この「木」についても当初はあえて国産に拘ったりもしたそうなんですが、「年輪が小さいと、浮力に偏りが起こる」事に気づき、海外の年輪の大きい木をベースとすることで安定させています。(と言うか、こういうお話、 漏らしても良いんですかね?)

すばらしく美しい仕上がりですが、美しいことは実は2の次。

このウキの最大の特徴は、「浮力変動システム」を搭載していること。

そして、ここがこの松岡ウキ最大の特徴です。

ウキ頭部についたキャップを外すと穴があり、ここにこの専用シンカーを入れることで、浮力の超微調整が可能となります。

松岡ウキには4サイズがあります。この4サイズに全てこの機能があるため、同重量でも潮当たりの面積(ウキのサイズ)が変われば、抵抗も変わる。
サイズが同じでも比重(中のオモリ)が違うとる浮き方も変わる。
それら全てを使いこなし、調整することで、その日その時の潮の状況、塩分濃度を含む、全ての状況に最大限合わせたウキを使うことが可能になります。
(実はこのキャップ部分の精度も非常に重要で、抜き差しできて水の進入を防ぐ絶妙なサイズなんです。)


(こんなスーパーカスタムなマキエ柄杓も作っています。)

松岡氏曰く、「A級の磯で釣れるのは当たり前だが、B級の磯でA級の釣果を出すために人が探らない、探れないポイントを攻めるために考えて製作した。」とのこと。

 その日、乗ってしまったB級の磯や、動かない潮の中でも、人が攻めきれない潮筋を通し、人が感じられない当たりを取って、最終的には魚を手にする、結果につなげる、そのための重要なアイテムが松岡ウキと言うわけです。

 そして、その答えはフィールドが出してくれました。
96年シマノジャパンカップ地区優勝!。
理想が現実になった瞬間であり、松岡ウキが完成した瞬間でもあります。

以後、広告もない状態で、ただ口コミにより広がっていったのが松岡ウキです。

そんな凄いウキが何気にウチの一角に置いてあります。
今までは「置いてあるなぁ・・・」という感じで見ていたのですが、ここまで聞くと、「鎮座しておられる」という気になります。

しかしながら、松岡氏はとても気さくに、あっけらかんとお話をしていただけました。
釣りの、ウキのお話になると笑顔が絶えず、(失礼ですが、あえて、良い意味での)「釣り師」ではなく、「釣りキチ」なんだな、と、感じました。ホントに釣り好きだからこそ生まれた松岡ウキ。

「ウキ」に興味ある方は、是非とも一見して欲しい「逸品」です。

製作しても20%は出せない・・・とか、磯の武勇伝の数々とか、本当に面白いお話もたくさんあるようですが、今日はここまで。

是非ご覧下さいね。

 2013.08.08 Thursday
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